栽培試験

栽培試験のご案内

植害試験 (植物に対する害を調べる試験)

 植害試験(植物に対する害に関する栽培試験)は、肥料取締法によって下記の普通肥料を登録する際に義務づけられている試験です。
cultivation1副産窒素肥料、液体副産窒素肥料、副産りん酸肥料、乾燥菌体肥料、吸着複合肥料、副産複合肥料、熔成汚泥灰複合肥料、熔成汚泥灰けい酸りん肥、副産マンガン肥料、液体副産マンガン肥料、汚泥肥料等(下水汚泥肥料、し尿汚泥肥料、工業汚泥肥料、混合汚泥肥料、焼成汚泥肥料、汚泥発酵肥料、水産副産物発酵肥料、硫黄及びその化合物)
※上記以外の肥料でも植害試験が必要となる場合があります。

 当協会の植害試験は、肥料取締法(昭和25年法律第127号)に植害試験が義務づけられた当初から「植物に対する害に関する栽培試験の方法」(昭和59年4月18日付け59農蚕第1943号農林水産省農蚕園芸局長通知)に準拠して実施しております。

こんな要望に応えています!
  • 新規肥料を下水汚泥肥料として登録したい。
  • 回収りん酸を副産りん酸肥料として登録したい。
  • 副産窒素肥料で登録されているが、登録の更新時期が来たので再度、植害試験を行いたい。

生育試験 (植物に対する影響を調べる試験)

 肥料登録以外の目的でも植害試験を行いたいというニーズに応えて、植害試験に準じた方法で試験を実施しています。
※当協会では、肥料取締法に定められた植害試験と区別するため、あえて「生育試験」と呼んでいます。

こんな要望に応えています!
  • 肥料登録では植害試験が必要ないが、本当にこの肥料や資材が安全か調べておきたい。
  • たい肥などの特殊肥料だが、窒素飢餓などの生育障害が出ないか調べたい。
  • 葉面散布剤だが、どの程度までの濃度なら害が出ないかの目安を調べたい。
  • 肥料を農地に撒いたら植物が枯れたというクレームがあったので調べたい。

発芽試験 (たい肥などの腐熟度を調べる試験)

cultivation2 有機質肥料やたい肥は、十分に腐熟をさせてから施用しないと植物の発芽や生育に影響を及ぼす場合があります。これらの資材の腐熟度を迅速に判定するための発芽試験を実施しています。

培土による育苗試験 (培土の品質を調べる試験)

 育苗培土の品質の良否を知るには、物理性や化学性の項目を調べるほか、実際に作物苗を育てて、発芽率や生育状況を調べる必要があります。

 当協会では、近年よく使われているセル成型苗用育苗培土(セル培土)をはじめ、様々な培土の品質を調べるための育苗試験を実施しています。

肥効試験 (肥料の効果を調べる試験)

cultivation3 新規に肥料を開発する際や、外国から新規に肥料を輸入する際など、すでに国内で流通している肥料と比べてどの程度、植物に対して効果があるのか調べることで、その肥料の有効性を調べることが可能となります。
 現在、ポットにより栽培可能な作物は、コマツナのほか非結球の葉菜類などです。また、水稲(イネ)を作物とした 水稲試験も実施していますので、ご相談ください。

こんな要望に応えています!
  • 新規の肥料で野菜やイネを育てたいが、施設や技術がないので、代わりに行って欲しい。
  • 新規の肥料を開発をしたが、その効果について第三者機関に証明してほしい。
  • 肥料取締法の公定規格を改正する申請を考えているので、肥効試験を実施したい。

クロピラリド生物検定(堆肥中の除草剤の残留を調べる試験)

海外で使用された除草剤が与える生育障害

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 海外で使用された除草剤の農薬成分(クロピラリド)が残留した輸入粗飼料が家畜に給与された場合、堆肥を通じて、一部の作物に生育障害が発生する可能性があります。

サヤエンドウを用いたクロピラリド残留試験

cultivation5 実際に、堆肥中にクロピラリドが残留しているかどうか、サヤエンドウを用いて調べることができます。
 試験は、「飼料及び堆肥に残留する除草剤の簡易判定法と被害軽減対策マニュアル」(2009年,農研機構)のサヤエンドウを用いた生物検定マニュアル(標準法)に準じて実施します。

 この試験では、堆肥1トン中に概ね10ミリグラム以上残留していれば、サヤエンドウの葉がカップ状になる障害が現れます。

その他の栽培試験

 上記以外にも様々なニーズに応えて、栽培試験の設計の提案から試験の実施、効果の検討などを行っていますので、ぜひご相談ください。

例えばこんな時・・・
  • 新規の有機資源(副産物)の肥料効果や安全性について調べたい。
  • 土壌改良資材の効果や安全性について調べたい。
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